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引掴
ふりがな文庫
“引掴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひッつか
47.1%
ひっつか
27.5%
ひきつか
7.8%
ひつつか
7.8%
ひツつか
5.9%
ひっつかま
2.0%
ひッつかま
2.0%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひッつか
(逆引き)
と
謂
(
い
)
うと
斉
(
ひと
)
しく、まだ酒のある茶碗を置いた塗盆を、飛上る足で
蹴覆
(
けかえ
)
して、羽織の
紐
(
ひも
)
を
引掴
(
ひッつか
)
んで、横飛びに台所を消えようとして
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引掴(ひッつか)の例文をもっと
(24作品)
見る
ひっつか
(逆引き)
老栓はなおも
躊躇
(
ちゅうちょ
)
していると、黒い人は提灯を引ッたくって
幌
(
ほろ
)
を下げ、その中へ饅頭を詰めて老栓の手に渡し、同時に銀貨を
引掴
(
ひっつか
)
んで
薬
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
引掴(ひっつか)の例文をもっと
(14作品)
見る
ひきつか
(逆引き)
そして私にお前の言分を
刎
(
は
)
ねつけさせてくれないか。私も頼む、その様子じゃ
靄
(
もや
)
を
引掴
(
ひきつか
)
んで突返すようで、断るに断り切れない。……こんな弱った事は無いのだ。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引掴(ひきつか)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
ひつつか
(逆引き)
そして大きな石をあげて見る、——いやはや惡魔共が居るわ/\、
塊
(
かたま
)
り合つてわな/\ぶる/\慄へてゐる。それをまた婆さんが
引掴
(
ひつつか
)
んで行つて、一層ひどくコキ使ふ。
子をつれて
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
引掴(ひつつか)の例文をもっと
(4作品)
見る
ひツつか
(逆引き)
頬
(
ほゝ
)
の
肉
(
にく
)
を
引掴
(
ひツつか
)
んで、
口惜涙
(
くやしなみだ
)
、
無念
(
むねん
)
の
涙
(
なみだ
)
、
慚愧
(
ざんき
)
の
涙
(
なみだ
)
も
詮
(
せん
)
ずれば、たゞ/\
最惜
(
いとを
)
しさの
涙
(
なみだ
)
の
果
(
はて
)
は、おなじ
思
(
おも
)
ひを
一所
(
いつしよ
)
にしようと、
私
(
われら
)
これ
又
(
また
)
此
(
こ
)
の
通
(
とほ
)
り、
兩眼
(
りやうがん
)
を
我
(
われ
)
と
我手
(
わがて
)
に
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
引掴(ひツつか)の例文をもっと
(3作品)
見る
ひっつかま
(逆引き)
吃驚
(
びっくり
)
して騒いだもんだから、鷹も驚いて、雀を
引掴
(
ひっつかま
)
える拍子に達也さんの
咽喉
(
のど
)
に爪を立てちゃッたんですよ、小母さん
美人鷹匠
(新字新仮名)
/
大倉燁子
(著)
引掴(ひっつかま)の例文をもっと
(1作品)
見る
ひッつかま
(逆引き)
取られたと思うと、気が着いて、
直
(
ただち
)
に
其奴
(
そいつ
)
を
引掴
(
ひッつかま
)
えて、車掌とで引摺下ろしたまでは、恐入って冷却していたその攫徒がだね、たちまち烈火のごとくに
猛
(
たけ
)
り出して、坂田氏をなぐった騒ぎだ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
引掴(ひッつかま)の例文をもっと
(1作品)
見る
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
掴
漢検準1級
部首:⼿
11画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出
“引掴”のふりがなが多い著者
泉鏡花
二葉亭四迷
魯迅
葛西善蔵
泉鏡太郎
作者不詳
大倉燁子
三遊亭円朝
永井荷風
夢野久作