トップ
>
引掴
>
ひつつか
ふりがな文庫
“
引掴
(
ひつつか
)” の例文
そして大きな石をあげて見る、——いやはや惡魔共が居るわ/\、
塊
(
かたま
)
り合つてわな/\ぶる/\慄へてゐる。それをまた婆さんが
引掴
(
ひつつか
)
んで行つて、一層ひどくコキ使ふ。
子をつれて
(旧字旧仮名)
/
葛西善蔵
(著)
半四郎は腕さし
伸
(
のば
)
して久兵衞の
首筋
(
くびすぢ
)
引掴
(
ひつつか
)
み忽ち其所へ
捻伏
(
ねぢふせ
)
玄翁
(
げんおう
)
の如き
拳
(
こぶ
)
しを
振上
(
ふりあげ
)
久兵衞が面體を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
一同はお
浜御殿
(
はまごてん
)
の石垣下まで
漕入
(
こぎい
)
つてから
空腹
(
くうふく
)
を我慢しつゝ水の上の全く暗くなるのを待ち船宿の桟橋へ
上
(
あが
)
るや否や、店に預けて置いた手荷物を奪ふやうに
引掴
(
ひつつか
)
み、めい/\
後
(
あと
)
をも見ず
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
で、
園
(
その
)
は
引掴
(
ひつつか
)
んで、
席
(
シイト
)
をやゝ
遠
(
とほ
)
くまで、
其
(
そ
)
の
外套
(
ぐわいたう
)
を
彼方
(
むかう
)
へ
投
(
な
)
げた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
引
常用漢字
小2
部首:⼸
4画
掴
漢検準1級
部首:⼿
11画
“引”で始まる語句
引
引込
引摺
引返
引張
引掛
引籠
引立
引緊
引出