“首筋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くびすぢ47.1%
くびすじ47.1%
くびったま5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうして西風にしかぜうしろくゝつたきたな手拭てぬぐひはしまくつて、あぶられたほこりだらけのあかかみきあげるやうにしてそのあかだらけの首筋くびすぢ剥出むきだしにさせてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「あのあおむけている首筋くびすじてやろうか。だいぶあつよろいているが、あの上から胸板むないたとおすぐらいさしてむずかしくもなさそうだ。」
鎮西八郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
富田さんが門あたり迄行った頃、「太郎さん本当にお前は!」とお花姉さんは突然いきなり乃公おれ首筋くびったま獅噛付しがみついた。乃公は実際先刻から既に恐縮していた矢先だから、心臓が脳天へ登ったような心持がした。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)