“鎧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろい69.3%
よろ18.4%
よろひ10.8%
あぶみ0.9%
がい0.3%
ヨロイ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そういわれるとこまるが、とにかく私はね、この人間が着ているよろいをぬいでみれば、早いところその正体がわかると思うんだがね」
宇宙戦隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
鉄甲によろわれた氷の皮膚の下にも、やはり親の血は熱くたぎっているのだ。そうさとると、郎党の金王丸もまた、鎌田正清につづいて
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてその日のひるちかく、ひづめの音やよろひの気配、また号令の声もして、向ふはすつかり、この町を、囲んでしまつた模様であつた。
北守将軍と三人兄弟の医者 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
山上から打って出て来た賊魁ぞっかいの打虎将李忠がまたがっているその馬を一見するなり彼はかっとあぶみを蹴ッて進み。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
がいむらさきしやべて四十里しじふり歩障ほしやうつくれば、そうにしきへてこれ五十里ごじふりる。武帝ぶていしうとちからへて、まけるなとて、珊瑚樹さんごじゆたか二尺にしやくなるをたまふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
てまえも亡くなった父と東京とうけい見物に参ったさい、徐寧の家で見せて貰った薄ら覚えが残っていますが……なんでもそれは“ヤリトオサズノ鎖小札クサリコザネヨロイ”……とかいう物で、朱革しゅがわ鎧櫃よろいびつに入れ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)