“御鎧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おんよろい66.7%
おんよろひ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤地錦の直垂ひたたれに、色かんばしい緋縅ひおどしよろい、すなわちあさひ御鎧おんよろいを召された、大塔宮護良だいとうのみやもりなが親王は、白磨きの長柄をご寵愛の家臣、村上彦四郎義光よしてるに持たせ、片岡八郎その他を従え
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いま国宝の一つに数えられている紫裾濃むらさきすそご甲冑かっちゅうは、これも在来は日本武尊の御鎧おんよろいと伝えられたもので、実は後宇多天皇の弘安四年に蒙古退治の御祈願に添えて奉納されたものだそうです。
「宮の御鎧おんよろひに立つ所の矢七筋ななすぢ御頬先おんほほさき二の御腕おんうで二箇所突かれさせ給ひて、血の流るること滝の如し」
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)