“鎗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やり94.9%
そう1.7%
やす1.7%
ヤリ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日頃の本望も遂げむことは難く、我がやりも太刀も草叢くさむらに埋もるるばかり、それが無念さの不覚そぞろの涙じゃ、今日より後は奥羽の押え
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
が、下には孫立が、一そうを構えて待ちうけていたから、朝奉はいよいよ逃げ戸惑い、ついに女曲輪おんなぐるわの境まで走ッてそこの深い石井戸へ身を投げてしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
えらいもんだな。さすがに、なたやすを使ってものを食う先生だけあって、あのアイヌ語のうまいこと!ただ惜しいことには、北の方のアイヌ語でしゃべったので、何を
アイヌ語学 (新字新仮名) / 知里真志保(著)
てまえも亡くなった父と東京とうけい見物に参ったさい、徐寧の家で見せて貰った薄ら覚えが残っていますが……なんでもそれは“ヤリトオサズノ鎖小札クサリコザネヨロイ”……とかいう物で、朱革しゅがわ鎧櫃よろいびつに入れ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)