“手鎗”の読み方と例文
読み方割合
てやり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つゞいて飛込とびこまんとする獅子しゝ目掛めがけて、わたくし一發いつぱつドガン、水兵すいへい手鎗てやり突飛つきとばす、日出雄少年ひでをせうねん素早すばやをどらして、入口いりくちとびらをピシヤン。
おの/\雪をぐべき(ふかき雪をゆくを里ことばにこぐといふ)ほどに、身をかため山刀をさし、銕炮てつはう手鎗てやりぼうなどもちて山に入り、かの足跡あしあとをたづねあとにしたがへばかならず鹿を見る。
手鎗てやりなど思い思いの得物を持ちだして付近を警戒することになった。
死体の匂い (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)