“てやり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手槍65.0%
手鑓20.0%
手鎗15.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鯨を見つけたら、伝馬船てんませんと漁船で、鯨に突進して、もり手槍てやり爆裂弾ばくれつだんをつけた銛を、鯨にうちこんで、鯨と白兵戦をやって、しとめるのである。
無人島に生きる十六人 (新字新仮名) / 須川邦彦(著)
白綾しらあや紅裏もみうら打ったる鎧下よろいした色々糸縅いろいろおどしの鎧、小梨打こなしうちかぶと猩々緋しょうじょうひの陣羽織して、手鑓てやりひっさげ、城内に駈入り鑓を合せ、目覚ましく働きて好き首を取ったのは
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
おの/\雪をぐべき(ふかき雪をゆくを里ことばにこぐといふ)ほどに、身をかため山刀をさし、銕炮てつはう手鎗てやりぼうなどもちて山に入り、かの足跡あしあとをたづねあとにしたがへばかならず鹿を見る。