“銛”の読み方と例文
読み方割合
もり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さながらもりを携えた漁夫がよく肥った鱘魚ちょうざめでも追いまわすように、一事が万事、不正の利慾を貪るに汲々として寧日なき有様であった。
「親父は、沖で一人底引き網をやってたんです。もりも打ったんです。二十八貫もあるカジキを、三日がかりでつかまえたこともあります」
他人の夏 (新字新仮名) / 山川方夫(著)
台湾大甲渓の山女魚は、先年大島正満博士が原住民と共にもりやなあさり、鮭科の魚の分布に関して学問上の報告を出したので有名である。
雪代山女魚 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)