手鎗てやり)” の例文
つゞいて飛込とびこまんとする獅子しゝ目掛めがけて、わたくし一發いつぱつドガン、水兵すいへい手鎗てやり突飛つきとばす、日出雄少年ひでをせうねん素早すばやをどらして、入口いりくちとびらをピシヤン。
おの/\雪をぐべき(ふかき雪をゆくを里ことばにこぐといふ)ほどに、身をかため山刀をさし、銕炮てつはう手鎗てやりぼうなどもちて山に入り、かの足跡あしあとをたづねあとにしたがへばかならず鹿を見る。
手鎗てやりなど思い思いの得物を持ちだして付近を警戒することになった。
死体の匂い (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
手鎗てやりまわしたりして、からうじてその危害きがいふせいでるが、それも何時いつまでつゞことか、けるにしたがつて、猛獸まうじういきほひ益々ます/\激烈げきれつになつてた、かゝるときにはさかんにくにかぎると