“水兵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいへい12.5%
ジャック12.5%
すゐへい12.5%
ものども12.5%
コル・ブルウ12.5%
ヂヤツク12.5%
マアチュウル12.5%
マドロス12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
快活くわいくわつなる水兵すいへい一群いちぐんその周圍まわり取卷とりまいて、『やあ、可愛かあひらしい少年せうねんだ、乃公おれにもせ/\。』と立騷たちさわぐ、櫻木大佐さくらぎたいさ右手めてげて
「おい、た、竹。おれのズボンのポケットから、水兵ジャックナイフを出して……を起せ!」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
軍事上ぐんじじやう大發明だいはつめい——一だい帆走船ほまへせん——三十七めい水兵すゐへい——化學用くわがくよう藥品やくひん是等これらからおもあはせるとおぼろながらも想像さうぞう出來できことはない。
サア、みな水兵ものどもた/\、大佐閣下たいさかくかのおかへりだよ、それに、めづらしい賓人おきやくさんと、可愛かあいらしい少年せうねんとが御坐ござつた、はや御挨拶ごあいさつまうせ/\。
そうさ、今から六年ぐらい前の話だ。俺の弟はなあ、ツウロンの酒場マストロケで日本人の水兵コル・ブルウ短剣ポアニエで眠らされたんだ。
博士はトラムプの水兵ヂヤツクが『百人一首』のなかに紛れ込んだやうな、勝手違ひな変な顔をして、二度ともう口を利かうとしなかつた。
弟はそのころ威勢のいい古服屋フリピエだったんだが、その晩酒場そこプウルを連れて一杯やッていたっていうんだ。するその水兵マアチュウルが来やがって、どうしてもそのプウルジゴテするというんだ。
いやいや、火砲カノンとは申せ、運用発射を鍛練してこその兵器じゃ。魯西亜オロシャ水兵マドロスどもには、分度儀ジャスパー測度計サイドスケールも要らぬはずじゃ。
紅毛傾城 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)