“海員”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいゐん33.3%
けえいん33.3%
ふね33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
して歐米をうべい海員かいゐん仲間なかまでは、此事このことらぬでもないが、如何いかにせん、この海賊かいぞく團體だんたい狡猾かうくわつなること言語げんごえて、そのきたるやかぜごとく、そのるもかぜごとく。
スモレット船長という立派な海員けえいんがいて、この有難ありがてえ船を己たちのために動かしてくれる。あの大地主と医者の奴が地図やなんぞを持っていてくれる。
現在、陸上おかでは酒場のみやでも税関でも海員ふね奴等やつらが寄るとさわるとそのうわさばっかりで持切もちきってますぜ。
難船小僧 (新字新仮名) / 夢野久作(著)