“海鼠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なまこ95.1%
2.5%
きんこ1.2%
ナマコ1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはほとんど生きているとは思われない海鼠なまこのような団塊であったが、時々見かけに似合わぬ甲高かんだかいうぶ声をあげて鳴いていた。
子猫 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ここに天の宇受賣の命、海鼠に謂ひて、「この口や答へせぬ口」といひて、紐小刀ひもがたな以ちてその口をきき。かれ今に海鼠の口けたり。
その代り支那しなには海鼠きんこがありますからそれを煮て食べても止血の功があります。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
アメ日矛ヒホロの持ち帰りし浪振比礼ナミフルヒレ浪切ナミキル比礼、臣津野オミツヌ命の国作りの神話、猿田彦神の神話に見ゆる比良夫貝ヒラフガイ及び海鼠ナマコ櫛八玉クシヤタマ神の鵜に化して、海底のハニい出でたる、素盞嗚尊の浮宝ウキタカラを作りし
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)