“氷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こおり38.0%
こほり23.1%
こほ11.6%
こお11.6%
9.1%
ひょう2.5%
こほら0.8%
なこうど0.8%
アイス0.8%
ザエ0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いままで通ってきた大きなみずうみこおりがゆるんでいて、キツネがわたれないようになっていたら、もってこいの場所なんだけどなあ。」
くまさん、どうです、今日けふあたりは。ゆきうたでもうたつておくれ。わしあ、こほりかたまりにでもならなけりやいいがと心配しんぱいでなんねえだ」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
西日にしびかわ井戸端ゐどばた目笊めざるに、のこンのさむさよ。かねいまだこほの、きたつじ鍋燒なべやき饂飩うどんかすかいけいしひゞきて、みなみえだつきすごし。
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ちらほらここからも小さく見えますね、あの岸の松も、白いみのかついで、渡っておいでの欄干は、それこそ青くこおって瑪瑙めのうのようです。
オホキビツ彦の命とワカタケキビツ彦の命とは、お二方で播磨はりまかわさき忌瓮いわいべえてかみまつり、播磨からはいつて吉備きびの國を平定されました。
ひょうッ! と首すじを吹き渡る剣風を覚えて、危なく振りむいた——のが早かったかそれとも、離室を出た一拍子に、泰軒の姿をみとめて駈けよりざま
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
地気上騰のぼること多ければてん灰色ねずみいろをなして雪ならんとす。くもりたるくも冷際れいさいいたまづ雨となる。此時冷際の寒気雨をこほらすべきちからたらざるゆゑ花粉くわふんしてくだす、これゆき也。
「私は毛遂もうすいじゃないのです、曹邱そうきゅうです。十一娘とあなたが結婚ができるように、人のなこうどになりたいと思って来たのです。」
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
半分は口直しのつもりであとからアイスクリームを一杯取って貰った。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
川はどんどんザエを流してゐるのに
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
皚々がいがいたるヒマラヤの雪峰を照す光景は、光か何ともたとえようのない光景であります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)