“氷”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
こおり40.2%
こほり19.6%
こお13.1%
こほ10.3%
10.3%
ひょう2.8%
こほら0.9%
なこうど0.9%
アイス0.9%
ザエ0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、雪とこおりにとざされるようになりますと、女の子はあわれなけものみたいに、木の葉のあいだにもぐりこんで、こごえないようにしました。
するとしろきれをかぶったおとこが、おおきなこおりかたまりみずなかんでゆきました。
白いくま (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれ穿いていた木靴きぐつこおりり、子家鴨こあひるれて、つまのところにかえってました。
かれ眼前がんぜんこほりぢては毎日まいにちあたゝかひかり溶解ようかいされるのをた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
縁日えんにち金魚きんぎよどんぶりかせて——(こほりへてもいゝ)——のちにひきものにたせてかへ
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
冷際れいさいにいたりて雨とならんとする時、天寒てんかん甚しき時はあめこほりつぶとなりてくだる。
こおったようなその部屋の中に、シイカと夫と彼らの子とが、何年も何年も口一つきかずに、おのおの憂鬱な眼差しを投げ合って坐っていた。
(新字新仮名) / 池谷信三郎(著)
ちらほらここからも小さく見えますね、あの岸の松も、白いみのかついで、渡っておいでの欄干は、それこそ青くこおって瑪瑙めのうのようです。
あらず、なお一人の乙女おとめ知れり、その美しきまなこはわが鈍き眼に映るよりもさらに深く二郎がこおれる胸に刻まれおれり。
おとずれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
大路おほぢしもつきこほりてあしいかにつめたからん、炬燵こたつもいとよし、さけもあたゝめんばかりなるを
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大河といへども冬の初よりきしの水まづこほりて氷の上に雪をつもらせ、つもる雪もおなじく氷りて岩のごとく、きしの氷りたるはし次第しだいに雪ふりつもり
けた。そとやみこほつたかとおもふやうにたゞしんとした。蒟蒻こんにやくみづにもかみごとこほりぢた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
古千屋は両手をついたまま、明かに興奮しているらしかった。それはまた彼女のやつれた姿にちょうど朝日に輝いているうすに近いものを与えていた。
古千屋 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
今しがたまで自分の語りふけっていた修羅黒縄しゅらこくじょうの世界と、この薄らのようにすき透った光の世界との間には、どういう関わりがあるのかと思ってみる。
雪の宿り (新字新仮名) / 神西清(著)
今しがたまで自分の語りふけつてゐた修羅黒縄しゅらこくじょうの世界と、この薄らのやうにすき透つた光の世界との間には、どういふ関はりがあるのかと思つてみる。
雪の宿り (新字旧仮名) / 神西清(著)
それは昭和七年三月二十、二十一日の連休を利用して、但馬と因幡の国境につらなるひょうノ山—扇ノ山の尾根を縦走中、吹雪のためにあやうく凍死せんとしたときのことであった。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)
私は兵庫県と鳥取及び岡山県界の山脈を兵庫アルプスといい、海抜千五百メートル一のひょうノ山を兵庫槍、三室山を兵庫乗鞍、一番南の一三四四メートル六の山を兵庫御嶽と呼んでいます。
単独行 (新字新仮名) / 加藤文太郎(著)
冬(フユ)は「ゆ」に通じ「ひょう」に通じ χιών(雪)にも通じる。
言葉の不思議 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此時冷際の寒気雨をこほらすべきちからたらざるゆゑ花粉くわふんしてくだす、これゆき也。
「私は毛遂もうすいじゃないのです、曹邱そうきゅうです。十一娘とあなたが結婚ができるように、人のなこうどになりたいと思って来たのです。」
封三娘 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
半分は口直しのつもりであとからアイスクリームを一杯取って貰った。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
川はどんどんザエを流してゐるのに
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)