“蓑”の読み方と例文
読み方割合
みの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
のみならず、矢竹の墨が、ほたほたと太く、みのの毛を羽にはいだような形を見ると、古俳諧にいわゆる——狸をおど篠張しのはりの弓である。
木の子説法 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ちょうどその夜は、小雨でもあったので、長兵衛は、みのかさにすがたを包み、城下はずれのなまず橋を西へ、高台寺道こうだいじみちをいそぎかけた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
横手からそう遠くない千屋せんや村あたりのみの深沓ふかぐつで大変細工のよいのを見かけます。蓑はここでも襟飾りに矢絣やがすりなどを入れてります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)