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蓑
ふりがな文庫
“蓑”の読み方と例文
読み方
割合
みの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みの
(逆引き)
のみならず、矢竹の墨が、ほたほたと太く、
蓑
(
みの
)
の毛を羽にはいだような形を見ると、古俳諧にいわゆる——狸を
威
(
おど
)
す
篠張
(
しのはり
)
の弓である。
木の子説法
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ちょうどその夜は、小雨でもあったので、長兵衛は、
蓑
(
みの
)
、
笠
(
かさ
)
にすがたを包み、城下
端
(
はず
)
れのなまず橋を西へ、
高台寺道
(
こうだいじみち
)
をいそぎかけた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
横手からそう遠くない
千屋
(
せんや
)
村あたりの
蓑
(
みの
)
や
深沓
(
ふかぐつ
)
で大変細工のよいのを見かけます。蓑はここでも襟飾りに
矢絣
(
やがすり
)
などを入れて
凝
(
こ
)
ります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
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“蓑”の解説
蓑(みの)は、稲藁などの主に植物を編んで作られた伝統的雨具の一種。雨により身体が濡れるのを防ぐために衣服の上からまとう外衣の一種である。日本における素材としては他にイラクサや麻といった草類の皮、シナノキやフジ、ヤマブドウの樹皮など。地域ごとに材料や形状は異なり、海岸部では海藻も使われた。
なお、下半身を覆うような短いものを腰蓑(こしみの)という。
(出典:Wikipedia)
蓑
漢検準1級
部首:⾋
13画
“蓑”を含む語句
蓑笠
蓑毛
蓑笠軒隠者
蓑掛
蓑虫
猿蓑
腰蓑
半蓑
古蓑
蓑浦
蓑亀
破蓑
続猿蓑
小蓑
藁蓑
蓑吉
蓑火
蓑虫庵
蓑笠漁隠
隠蓑
...
“蓑”のふりがなが多い著者
泉鏡花
吉川英治
泉鏡太郎
柳宗悦
中里介山
島崎藤村
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ライネル・マリア・リルケ
柳田国男
山本周五郎