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腰蓑
ふりがな文庫
“腰蓑”の読み方と例文
読み方
割合
こしみの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こしみの
(逆引き)
船にはきっと
腰蓑
(
こしみの
)
を着けた船頭がいて網を打った。いなだの
鰡
(
ぼら
)
だのが水際まで来て跳ね
躍
(
おど
)
る様が小さな彼の眼に
白金
(
しろがね
)
のような光を与えた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
屋根へ手をかけそうな
大蛸
(
おおだこ
)
が居るかと思うと、
腰蓑
(
こしみの
)
で
村雨
(
むらさめ
)
が隣の店に立っているか、下駄屋にまで飾ったな。
皆
(
みんな
)
極彩色だね。
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこらにあった
腰蓑
(
こしみの
)
をまとって、散所者の
舟人
(
ふなびと
)
に似せた姿も、それらしい。たちまち出屋敷の水門を離れ、舟は一と筋の川へ
泛
(
う
)
かび出ていた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
腰蓑(こしみの)の例文をもっと
(9作品)
見る
“腰蓑(
蓑
)”の解説
蓑(みの)は、稲藁などの主に植物を編んで作られた伝統的雨具の一種。雨により身体が濡れるのを防ぐために衣服の上からまとう外衣の一種である。日本における素材としては他にイラクサや麻といった草類の皮、シナノキやフジ、ヤマブドウの樹皮など。地域ごとに材料や形状は異なり、海岸部では海藻も使われた。
なお、下半身を覆うような短いものを腰蓑(こしみの)という。
(出典:Wikipedia)
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
蓑
漢検準1級
部首:⾋
13画
“腰蓑”の関連語
蓑笠
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腰
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