“躍”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おど81.0%
をど13.9%
1.7%
おどら0.9%
0.9%
おどり0.6%
やく0.6%
おどろ0.3%
をどり0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“躍”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語34.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)4.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
彼の通越して来たところが寂しければ寂しいだけ、それだけ広々とした自由な世界におどり入ったようなその歓びが大きかった。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
どうするか見ろと、寝巻のまま宿直部屋を飛び出して、楷子段はしごだん三股半みまたはんに二階までおどり上がった。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
頭を振りつゝ松本はをどり上つて叫ぶ「諸君はよろしく自ら決断せねばならぬ、諸君は果して僕を信ずるか、信じないか」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
階子はしごしたからあがつてるらしく、海豚いるかをどるやうな影法師かげぼふしきつねで。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼の影が、典馬の背へ、重なるようにびかかったと見えた時に、黒樫の木剣から、血が噴いて、こうもの凄い悲鳴が聞えた。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かくて一生懸命に走って今一足で嶺に達するという刹那せつな蛙が野猪の頸からポイとんで絶頂へ着いたので野猪我は蛙にしてられたと往生を唱うた
それだけにこれは千歳一遇の好機であると、Y君と私とは非常な興味を持って、胸をおどらせながら先生の実験の命令を待ったのであった。
球皮事件 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
そしてかくれるより外に道が無かったから、木立の茂りから大樹の上と巧に身をおどらして夜に入るのを待った。
新訂雲母阪 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
時々泣き出したこともあッたが,なに、それだとて暫時ざんじの間で、すぐまた飛んだりねたりして
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
是れは何も馬が多助のかたきを取ったという訳ではございません、馬は鼻の先へ閃めくはものの光りに驚いてね出し、おえいを引倒し丹三郎を噛殺すような訳になるも天のにくしみで、自然に馬が斯様な事を致すような事に成りましたものでございます。
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
鹿島の神輿みこしを渡してそのうれいを除かんことをいのった際に、このおどりおどったのが始めだという言い伝えもあるというから
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ゆるく着たあわせと羽織が、足をおろすたんびにおどりを踊る。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それをかたのそとにこさして、一やくすると、竹童の手には、優越ゆうえつをしめす般若丸はんにゃまるのひらめきが持たれている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小僧こぞうッ——」と追いちにのびた蔦之助の烈剣れっけんに、あわや、竹童まッ二つになったかと見れば、さきずんのところから一やくして四、五けんも先へとびのいた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
客より夫々の祝詞なども済み、爾して愈々舞踏に取り掛る場合と成った、勿論客の眼は一番多く秀子に注ぎ、誰も彼も先に秀子と共におどろうと思い其の旨を申し込むけれど
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
「ワルス」はあまり気にくはねど、「ポルカ」「ガロツプ」「ランセース」いづれもさら/\と元気よく、をどりにしても体操にしても極めて面白く思はれたり。
燕尾服着初めの記 (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)