“躍起”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やっき62.8%
やくき20.2%
やつき16.0%
やツき1.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに、山城守は、おのが部下のずい一を斬って逃げて、その後も、自分を愚弄ぐろうするがごとき神尾喬之助の態度に、躍起やっきとなっている。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
笹野新三郎も躍起やくきとなりますが、御處刑おしおきを覺悟で口をつぐんでゐるのは、全く何うしようもなかつたのでした。
古道具屋の伊三松は躍起やつきとなつて抗議するのです。三十五六の不景氣な男で、これが美しいお吉の兄とはどうしても思へません。
此うなツては、幾らえらい藝術家も、やなぎ飛付とびつかうとするかはづにもおとる………幾ら飛付かうとして躍起やツきになツたからと謂ツて取付くことが出來ない。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)