-
トップ
>
-
やつき
語句 | 割合 |
躍起 | 75.0% |
躍氣 | 10.0% |
八月 | 10.0% |
勃然 | 5.0% |
|
でも
此様な
筈では無かツたがと、
躍起となツて、
行る
點まで
行ツて
見る、
我慢で行ツて見る。
仍且駄目だ。
頭で
調子が出て來ない。
揚句に
草臥れて了ツて、
悲観の
嘆息だ。
これからは
又々斷食、
此日も
空しく
暮れて
夜に
入つたが、
考へると
此後吾等は
如何になる
事やら、
絶望と
躍氣とに
終夜眠らず、
翌朝になつて、
曉の
風はそよ/\と
吹いて、
東の
空は
白んで
來たが
一身つかれて
痩せに
痩せし
姿、
見る
兄君の
心やみに
成りて、
醫藥の
手當に
手づからの
奔走いよいよ
悲しく、
果は
物言はず
泣のみ
成りしが、
八月の
壽命此子にあれば、
月足らずの、
聲いさましく
揚げて
兩端に申立る
條不屆至極なりと
勃然となりて怒るにぞ九助は二言と
返答もせず居たりしかば理左衞門は家老中へ
對ひ
此期に及んで斯の如きの
始末言語同斷の
曲者ゆゑ
彌々今日御
所刑に行ひ然るべしと申時
主計は
點頭如何樣
御法の如く申渡て宜からんと云を