勃然やつき)” の例文
兩端に申立るでう不屆至極なりと勃然やつきとなりて怒るにぞ九助は二言と返答へんたふもせず居たりしかば理左衞門は家老中へむか此期このごに及んで斯の如きの始末しまつ言語同斷の曲者くせものゆゑ彌々いよ/\今日御所刑しおきに行ひ然るべしと申時主計かずへ點頭うなづき如何いか御法ごはふの如く申渡て宜からんと云を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)