“勃発”のいろいろな読み方と例文
旧字:勃發
読み方割合
ぼっぱつ96.6%
ぼつぱつ3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが、突然私らの魂に熱湯を注ぎかけたような事件が勃発ぼっぱつした。それはみゑ子が、女学校二年、十五歳の暮れのできごとであった。
盗難 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
士族気質かたぎのマダせない大多数の語学校学生は突然の廃校命令に不平を勃発ぼっぱつして、何の丁稚でっち学校がという勢いで商業学校側を睥睨へいげいした。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
今ここに止宿して居るMドクトルが大戦勃発ぼつぱつ少し前にここの家に止宿してゐて、その時ゐたカナリヤであるから、十五歳ぐらゐになるはずだとMドクトルは云つた。
日本媼 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
大正三年に大戦が勃発ぼつぱつし、留学生どもは逃げたのであるが
日本大地震 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)