“ぼっぱつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
勃発100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実をいえば、世界各国の汽船は、いまやいつ戦争が勃発ぼっぱつするかわからないので、びくびくもので太平洋を渡っている有様だった。
幽霊船の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
と——、帰ろうとしたその道の途中で、はしなくも右門の第十一番てがらとなるべき事件の発端が、突如として勃発ぼっぱつしたのです。
のちに十月事件と呼ばれた蹶起計画のために俺は呼び戻されたのだが、これは九月に勃発ぼっぱつした満州事変に呼応して計画されたものだった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)