幽霊船の秘密ゆうれいせんのひみつ
南方航路 そのころ太平洋には、眼に見えない妖しい力がうごいているのが感じられた。 妖しい力? それは一体なんであろうか。 ひろびろとしたまっ青な海が、大きなうねりを見せてなんとなく怒ったような表情をしているのだ。 ときどき、水平線には、一条 …
作品に特徴的な語句
かく ほこら しぼ ばら こころ がき 白鞘しろざや はら 電鈴でんりん きず じゅう いさま 木片もくへん 日蔽ひおお 四隻よんせき のが おびや おり むな かつ うえ 無電むでん かたき マスト にわ たも かたむ 前触まえぶ きず うな やみ 船腹せんぷく 四艘よんそう ごえ ふなべり ほう 居睡いねむり きれ うなず 綿花めんか かか 脱兎だっと 溜息ためいき みぞ ただよ 漂流ひょうりゅう 潮流ちょうりゅう 火夫かふ 火花ひばな 無慚むざん りん 燐光りんこう ねら 現場げんじょう 生命いのち 生憎あいにく 甲板かんぱん ほぼ かん ぼん まゆ 真暗まっくら 真東まひがし 真蒼まっさお ねむ 睡魔すいま にら 矢島やじま 硝煙しょうえん 空文くうぶん 間違まちが 貝谷かいたに たくわ はし 轟然ごうぜん 辿たど さえぎ 遺憾いかん 遺骸いがい 部署ぶしょ 銅羅どら さび