“漂流”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひょうりゅう76.9%
へうりう7.7%
ただよ7.7%
たゞよ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう海上を長いあいだ漂流ひょうりゅうし、暴風雨ぼうふううと戦って根気こんきもつきはてた少年どもは、いま眼前に陸地を見ると、もういても立ってもいられない。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
その翌日よくじつは、漂流へうりう以來いらいはじめてすここゝろ落付おちついて、れい雨水あめみづみ、沙魚ふかにく舌皷したつゞみちつゝ、島影しまかげきか、滊船きせんけむりへぬかと始終しじうくばる、けれどこの何物なにものまなこさへぎるものとてはなく
狂ほしいまでのその空は漂流ただよふ者に開放されてた
あかつきころになつてやうやみづきたので、二人ふたりそのなかり、いま何處いづく目的めあてもなく、印度洋インドやう唯中たゞなかなみのまに/\漂流たゞよつてるのである。