“へうりう”の漢字の書き方と例文
語句割合
漂流100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其(その)翌日(よくじつ)は、漂流(へうりう)以來(いらい)はじめて少(すこ)し心(こゝろ)が落付(おちつ)いて、例(れい)の雨水(あめみづ)を飮(の)み、沙魚(ふか)の肉(にく)に舌皷(したつゞみ)打(う)ちつゝ、島影(しまかげ)は無(な)きか、滊船(きせん)の煙(けむり)は見(み)へぬかと始終(しじう)氣(き)を配(くば)る、けれど此(この)日(ひ)は何物(なにもの)も眼(まなこ)を遮(さへぎ)るものとてはなく
大佐(たいさ)の好遇(かうぐう)にて、此處(こゝ)で、吾等(われら)は水兵等(すいへいら)が運(はこ)んで來(き)た珈琲(カフヒー)に咽(のど)を霑(うる)ほうし、漂流(へうりう)以來(いらい)大(おほい)に渇望(かつぼう)して居(を)つた葉卷煙葉(はまきたばこ)も充分(じゆうぶん)に喫(す)ひ、また料理方(れうりかた)の水兵(すいへい)の手製(てせい)の由(よし)で、極(きは)めて形(かたち)は不細工(ぶさいく)ではあるが
『此人(このひと)は武村兵曹(たけむらへいそう)とて、吾等(われら)が三年(さんねん)の間(あひだ)孤島(こたう)の生活中(せいくわつちう)、日出雄少年(ひでをせうねん)とは極(きは)めて仲(なか)のよかつた一人(ひとり)です。』と私(わたくし)は彼(かれ)を二人(ふたり)に紹介(ひきあは)せて、それより武村兵曹(たけむらへいそう)と私(わたくし)とは交(かは)る/″\、朝日島(あさひじま)へ漂流(へうりう)の次第(しだい)