トップ
>
霑
ふりがな文庫
“霑”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
うるほ
34.9%
うる
23.8%
うるお
22.2%
ぬ
9.5%
しめ
4.8%
うるみ
3.2%
こぼ
1.6%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うるほ
(逆引き)
倐忽
(
たちまち
)
に
瞳
(
ひとみ
)
を
凝
(
こら
)
せる貫一は、愛子の
面
(
おもて
)
を熟視して
止
(
や
)
まざりしが、やがてその
眼
(
まなこ
)
の中に浮びて、輝くと見れば
霑
(
うるほ
)
ひて出づるものあり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
霑(うるほ)の例文をもっと
(22作品)
見る
うる
(逆引き)
「ああ、虹とは……。貴方は何を
仰言
(
おっしゃ
)
るのです」伸子は突然弾ね上げたように身体を起して、涙で
霑
(
うる
)
んだ美しい眼を法水に向けた。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
霑(うる)の例文をもっと
(15作品)
見る
うるお
(逆引き)
上の伏見屋の金兵衛が
古稀
(
こき
)
の祝いを名目に、村じゅうへの
霑
(
うるお
)
いのためとして、四俵の飯米を奮発したぐらいでは、なかなか追いつかない。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
霑(うるお)の例文をもっと
(14作品)
見る
▼ すべて表示
ぬ
(逆引き)
草原は水を打ったように
霑
(
ぬ
)
れている、夜半に雨が降ったのかも知れない、考えると何だかそのような気もする。
黒部川奥の山旅
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
霑(ぬ)の例文をもっと
(6作品)
見る
しめ
(逆引き)
茶を熱く入れて
香
(
かおり
)
のよいところを御二人へ上げましたら、奥様も乾いた
咽喉
(
のど
)
を
霑
(
しめ
)
して、すこしは
清々
(
せいせい
)
となすったようでした。急に、表の方で
旧主人
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
霑(しめ)の例文をもっと
(3作品)
見る
うるみ
(逆引き)
そして、ぱっちりした、
霑
(
うるみ
)
のある、涼しい目を、心持
俯目
(
ふしめ
)
ながら、大きく
睜
(
みひら
)
いて、こっちに立った一帆の顔を、向うから
熟
(
じっ
)
と見た。
妖術
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
霑(うるみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
こぼ
(逆引き)
と思うと涙をらちもなく
霑
(
こぼ
)
すのと、他愛もなく笑いこける事より存じませぬ者ばかりでござりますもの。
胚胎
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
霑(こぼ)の例文をもっと
(1作品)
見る
霑
漢検1級
部首:⾬
16画
“霑”を含む語句
均霑
粟田口霑笛竹
“霑”のふりがなが多い著者
平出修
上司小剣
押川春浪
亀井勝一郎
水野仙子
河上肇
島崎藤村
蒲原有明
内村鑑三
小栗虫太郎