“均霑”の読み方と例文
読み方割合
きんてん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徳川太平の代、エタが特に賤まれる様になって、エタ寺またその不名誉に均霑きんてんするに至ったのは、まことに気の毒な次第である。
特殊部落と寺院 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
人類が連帯責任の中に協力して文化主義の生活を建設し、その生活の福祉に均霑きんてんすることが、人生の最高唯一の理想であると私は信じています。
階級闘争の彼方へ (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
だから充分なる恩賞に均霑きんてんし得ない場合、彼等の間に、不平不満の声の起きるのは当然である。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)