“形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かたち35.5%
かた25.5%
なり22.9%
がた7.1%
かたちづく1.6%
かたちづ1.2%
けい1.0%
すがた0.8%
あら0.6%
あらは0.4%
あらわ0.4%
かげ0.4%
つく0.4%
カタ0.2%
カタチヅ0.2%
かたど0.2%
かっ0.2%
がたち0.2%
ぎょう0.2%
つき0.2%
やく0.2%
カタチ0.2%
ガタ0.2%
フオーム0.2%
ポーズ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて大きなつめでひっかくようながするとうと、はじめわれていたものがろしいけもののになって
(新字新仮名) / 楠山正雄(著)
さてばかりの盃事をすませると、まず、当座の用にと云って、塔の奥から出して来てくれたのがを十に絹を十疋でございます。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
としてはなものよ、大方猪ン中の王様があんな三角の冠をて、へ出て来て、そして、私の母様の橋の上を通るのであろう。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
い女が持出した、金蒔絵の大形の見事な食籠……の菓子器ですがね。中には加賀の名物と言う、紅白の墨形落雁が入れてありました。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
当時江戸に集っていた列藩の留守居は、宛然たるコオル・ヂプロマチックをっていて、その生活はる特色のあるものであった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
自から一貫の理想をくりたれば、其理想する紳士も、其理想する美人も、其理想する英雄も、有り/\と文学上に映現し出でたり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
一種の自然界の元素と呼ぶより外はなかるべし、之を打つとも破るべからず、之を鋳るともすべからず、之を抜き去らんとするもくすべからず
「歌念仏」を読みて (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
正装した源氏のを見て、後ろのほうを手で引いて直したりなど大臣はしていた。も手で取らないばかりである。娘を思う親心が源氏の心を打った。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
意は内に在ればこそ外にわれもするなれば、形なくとも尚在りなん。されど形は意なくして片時も存すべきものにあらず。
小説総論 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
その脊はりたる舟の如し。忽ち彼雛鷲はの撃つ勢もて、さとし來つ。の如き利爪は魚の背をみき。母鳥は喜、色にれたり。
「およそ人心えてきのこと、夢寐れず、昔人う、むをみず、るをみず、このり」
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
向うに狗児も、早や見えぬ。四辺に誰も居ないのを、一息のに見渡して、我を笑うと心着いた時、咄嗟に渋面を造って、身をじるように振向くと……
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
諸君は今日のようなグラグラ政府には飽きられただろうと思う、そこでビスマークとカブールとグラッドストンと豊太閤みたような人間をつきまぜて鋼鉄のような政府を
牛肉と馬鈴薯 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
意義の根柢になる表象は、「身」と「」とが聯関してゐるのだが、其がそつくり、ひつくり返つてゐるのではない。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
語をかへていふと、形体的内容と実質的内容とによつてくられたる集合概念を抽き出すといふ所に興味は存するのである。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
村落がぽつり/\と木立つてには一連續して水田いてく、ひつゝいたやうな臺地んで一直線である。其處いたことはあつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「私は今までにないほどの男にかける呪を作ろうと思ってるんですもの、わら人形に針をうつ様なやにっこいんじゃあないのを……呪——好い響をもった言葉でいいこうの字だ事」
お女郎蜘蛛 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そのにも種々つたのがあつて、のようなものや、三角形のものや、またつののついたもの、そのくなつてゐるもの
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
理合とは、車の両輪、鳥の両翼。その一方を欠けば、そのは断絶される。に表れるであり、理合は内に存する心である。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
うしろも、罎と鎌で調子を取って、大手を振った、おのずから意気の揚々とした処は、山の幸を得たを示す。
みさごの鮨 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
妾の相手のホセに扮する谷村という人は、こうした仲間のでは謹直な人でしたが、妾たちが稽古をはじめる最初の日から妾に対して心を動かしていることが妾にはわかりました。
華やかな罪過 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
ねこ、(中略)人家サキナリ。温柔ニシテク、フレバフ。レドモ竊盗アリ。二尺ラズ。(下略
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
(これについては卑見もあるけれど、論が多端にわたるのをさけて後にいふことにする。)やさ男やさというても、まだ全くはやすといふ語の意を去りかねてゐるのはおもしろい。
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
或る宗教のはり、或る道義のみて人生を批判するは、詩人の忌むべき事なり。
情熱 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
申分の無いで、話して歩いている間中、私に腕をい込んだり、私の肩へ手を置いたり、私の胸へかかったり、絶えずコクコクいて、私の話へ合槌を打ったり、同情して眉をひそめたり
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)