“誇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほこ76.1%
ほこり18.1%
プライド3.2%
ほこっ0.6%
0.6%
ほこら0.6%
ホコリ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私達はとてもあの人達のやうな自信じしんほこりを持つことが出來なかつた。決して現在げんざいの自らの心の状態を是認ぜにんすることが出來なかつた。
冬を迎へようとして (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
丸でをんな御白粉おしろいける時の手付てつきと一般であつた。実際彼は必要があれば、御白粉おしろいさへけかねぬ程に、肉体にほこりを置く人である。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
彼女はせめて主婦でも家にいるかと、尋ねてみたいと思ったが、結局尋ねはしなかった……つまりプライドのためである。
出島は年来和蘭人の居留地で、欧洲兵乱の影響も日本には及ばずして、出島の国旗は常に百尺竿頭ひゃくしゃくかんとう飜々へんぺんして和蘭王国はかつて滅亡したることなしと、今でも和蘭人がほこって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
其光榮にほこらひて嶺上高く坐をしめて
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
一乗山イチジヨウザン根来寺ネゴロジハ、開山上人カイザンシヤウニン、伝法院ノ建立コンリフ以来、専ラ近隣ト闘争シ、弓矢ヲ取ルヲ寺法トナス、六百年来、富ヲホシイママニシ、強敵ニ向フナク、小敵ヲサゲスミ、オモム井蛙セイアホコリニ似タリ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)