“誇示”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こじ87.5%
ひけらか12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんな事をヌケヌケと言ふのは、自分の遊びつ振りを誇示こじするといふよりは、つまらない疑ひに卷き込まれる、恐怖のさせるわざでせう。
信長の怒りに会って、どうめつけられようが、顔つきを誇示こじされようが、いっこうに受身の彼のほうは切迫した反射を示さないのである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
文学の毒にあてられた者は必ずついに自分も指を文学に染めねば止まぬ。私達が即ち然うであった。先ず友が何か下らぬ物を書いて私に誇示ひけらかした。すると私も直ぐさもしい負ぬ気を出して短篇を書いた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)