“誇見”の読み方と例文
読み方割合
みえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
故家うちでは、村で唯一人の大學生なる吾子の夏毎の歸省を、何よりの誇見みえで樂みにもしてゐる、世間不知しらずの母が躍起になつて、自分の病氣や靜子の縁談を理由に、手酷く反對した。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
この暑中休暇は東京で暮すつもりだと言つて来たのを、故家うちでは、村で唯一人の大学生なる吾子の夏毎の帰省を、何よりの誇見みえにて楽みにもしてゐる、世間不知しらずの母が躍起になつて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)