“不知”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しれず46.5%
しらず30.2%
しら11.6%
いさ2.3%
つい2.3%
いつか2.3%
ふち2.3%
イサ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「婆さんか赤ん坊が消えてなくなりや不思議だが、若い娘や息子が行方不知しれずになるのを一々不思議がつた日にや、江戸に住んぢや居られないぜ」
老母、妻にも、こころざしは申し聞けず、様子にて、さとり候も不知しらず、いよいよ相果あいはて候わば、ははつまの儀、御芳志たのみ奉り候。
きふひくくなりますからをつけて。こりや貴僧あなたには足駄あしだでは無理むりでございましたか不知しらよろしくば草履ざうりとお取交とりかまをしませう。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
せなんほどべに不知いさ
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
負債償却の約束は不知つい空約束になって了った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この一番にて紳士の姿は不知いつか見えずなりぬ。男たちは万歳を唱へけれども、女の中にはたなぞこの玉を失へる心地ここちしたるも多かりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
其辭そのじ(七六)徑省けいせいすれば、すなは(七七)不知ふちとしてこれくつし、(七八)汎濫博文はんらんはくぶんなれば、すなはこれおほしとして(七九)ひさしとす。
不知イサ・よふ もこ・よふ(むくめく、むく/\し)
用言の発展 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)