“ふち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:フチ
語句割合
45.1%
36.6%
扶持13.3%
布置1.6%
0.8%
0.5%
0.3%
不治0.3%
深淵0.3%
俸米0.1%
0.1%
千羽ヶ淵0.1%
敷智0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
0.1%
縁端0.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはたしか部屋全体はもちろん、椅子やテエブルも白い上に細い金のをとったセセッション風の部屋だったように覚えています。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこに聴くことのできた話の内容は、一向に二人の関係について予備知識をもたなかった僕を、驚愕につきおとすに十分だった。
振動魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
出来たものなりは五分を上納するだけで、あとは自分のものになる定めだったから扶持のすくない者にとってはありがたい恩典だった。
日本婦道記:春三たび (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
かくて不折君は余に向ひてにこの画の結構布置を説きこれだけの画に統一ありて少しも抜目なき処さすがに日本一の腕前なりとて説明詳細なりき。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
絶壁の下をのぞくと、川の水勢と精神とが清い油となつてうどみかかり、おほきなとなつて幾重にもを卷いてゐる。このところ深さを量り得たものがないと云ふ。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
澄んだ水の流れている岩の多い、渓川を通って、私達は歩いた。こんもりと繁った樹の間には、虎杖木苺山独活が今をさかりと生い立っていた。
すべて何国でも土や岩や草花など血のように赤いと血を流した蹟とか血滴から生えたとか言いす、和歌山より遠からぬ星田とかいう地に近く血色のある白い巌石連なった所がある
不治の患者の窓下に起る樂隊の
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
底無しの深淵で、亡者どもが一人の死人を噛み砕く音である。
獄卒捕吏とは、維新前まで、先祖代々の職務であつて、父はその監督の報酬として、租税を免ぜられた上、別に俸米をあてがはれた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
すると森本は倦怠そうに浴槽の両肱を置いてその上に額をせながら俯伏になったまま
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
今、のあたり、坂をは、あれは、二十ばかりにして、その夜、(烏をいう)千羽ヶ淵で自殺してしまったのである。身を投げたのは潔い。
縷紅新草 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
引馬野は遠江敷智郡(今浜名郡)浜松附近の野で、三方原の南寄に曳馬村があるから、其辺だろうと解釈して来たが
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
その時分まで、黒子の男が球台のから顔をもたげないのがちょっと妙ではあった。
撞球室の七人 (新字新仮名) / 橋本五郎(著)
兇行は昨夜八時頃より今暁四時頃までのあいだに仕遂げられたらしく、磯貝は銘仙単衣の上にの羽織をかさねて含満のほとりに倒れていたり。
慈悲心鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
目のも赤らむまで、ほかほかとしたと云う。で、自分にも取れば、あの児にも取らせて、そして言う事が妙ではないか。
朱日記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼様見たいな狂漢に高いつてフザけさせて置く奴も奴だが、其れを拝み奉る世間の馬鹿も馬鹿だ、侯爵が何だ、大勲位が何だ、人をツケ——
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
までつて土器でもつたらしいと、把手平凡なのを二三たばかり。
ところがその娘が或る日、崖の縁端を散歩しているうちに突然に強い力で突落された。
書けない探偵小説 (新字新仮名) / 夢野久作(著)