“捕吏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほり45.5%
とりて39.4%
とりかた6.1%
いぬ3.0%
やくにん3.0%
をかびき3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心ここにあらざれば如何なる美味もらず、今や捕吏の来らんか、今や爆発の聞えんと、三十分がほどを千日とも待ちびつ
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
獄卒捕吏とは、維新前まで、先祖代々の職務であつて、父はその監督の報酬として、租税を免ぜられた上、別に俸米をあてがはれた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
有名の和蘭医師高野長英が姓名を変じて青山百人(現今の南町六丁目)にひそみ、捕吏にかこまれて自殺したのは、嘉永三年十月の晦日である。
半七捕物帳:54 唐人飴 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
捕吏らしい奴ばらが十二、三人、向こうの茶屋にっておるがな」
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それに都会の秩序がだんだんに整ってきて、六波羅の捕吏たちの追うこともきびしくなった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
案内させ常宿内の捕吏三次并びに子分十四五人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)