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獄卒
ふりがな文庫
“獄卒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ごくそつ
88.9%
らうもり
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ごくそつ
(逆引き)
裸体にされた幾組の男女が、かしこの岩石の上、こなたの熱泉のほとりに
引据
(
ひきす
)
えられている。
牛頭馬頭
(
ごずめず
)
に似た
獄卒
(
ごくそつ
)
が、かれ等に
苛責
(
かしゃく
)
の
鞭
(
しもと
)
を加えている。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
幾十人の
獄卒
(
ごくそつ
)
に護られ、罪状を書いた高札を掲げて、江戸中目貫の場所を引廻しの上、鈴ヶ森の處刑場に着いたのは、
巳刻半
(
よつはん
)
(十一時)少し過ぎでした。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
獄卒(ごくそつ)の例文をもっと
(8作品)
見る
らうもり
(逆引き)
獄卒
(
らうもり
)
と
捕吏
(
とりて
)
とは、維新前まで、先祖代々の
職務
(
つとめ
)
であつて、父はその監督の
報酬
(
むくい
)
として、租税を免ぜられた上、別に
俸米
(
ふち
)
をあてがはれた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
獄卒(らうもり)の例文をもっと
(1作品)
見る
“獄卒”の意味
《名詞》
監獄で囚人を監視する下級役人。
地獄で亡者に責苦を与える鬼神。
(出典:Wiktionary)
“獄卒”の解説
獄卒(ごくそつ。狱卒)は、地獄にいる異形で、様々な責め苦をもって亡者を苦しめるとされる。いわゆる地獄の鬼。閻羅人。閻魔卒。転じて、囚人を直接取り扱う下級の役人。獄吏。牢番。看守。
(出典:Wikipedia)
獄
常用漢字
中学
部首:⽝
14画
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“獄”で始まる語句
獄
獄舎
獄屋
獄門
獄裡
獄中
獄窓
獄吏
獄飯
獄門首
“獄卒”のふりがなが多い著者
菊池幽芳
徳富蘇峰
三上於菟吉
作者不詳
島崎藤村
江戸川乱歩
吉川英治
野村胡堂