トップ
>
鞭
ふりがな文庫
“鞭”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
むち
87.5%
むちう
8.9%
べん
1.9%
しもと
1.0%
う
0.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むち
(逆引き)
カチ、カチ、カチ! たえまのない
石工
(
いしく
)
の
鑿
(
のみ
)
のひびきが、炎天にもめげず、お城のほうから聞えてくる。町人の
怠惰
(
たいだ
)
を
鞭
(
むち
)
うつようだ。
鳴門秘帖:05 剣山の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鞭(むち)の例文をもっと
(50作品+)
見る
むちう
(逆引き)
自分自身を
鞭
(
むちう
)
たなければならないはずであったのに、その
笞
(
むち
)
を言葉に含めて、それをおぬいさんの方に投げだしたのではなかったか。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
鞭(むちう)の例文をもっと
(37作品)
見る
べん
(逆引き)
清吉はさう言つて、
草履
(
ざうり
)
を突つかけるのももどかしさうに、堀割を
隔
(
へだ
)
てた材木置場の方へ行きました。其處へガラツ八に先
鞭
(
べん
)
をつけられるのを恐れる樣子です。
銭形平次捕物控:164 幽霊の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鞭(べん)の例文をもっと
(8作品)
見る
▼ すべて表示
しもと
(逆引き)
だが人民は
苛斂誅求
(
かれんちゅうきゅう
)
、新しい主人の
鞭
(
しもと
)
の下に、営々刻苦しなければならない。……諸侯は乱世の華だという! そうであろう、そうであろう。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
鞭(しもと)の例文をもっと
(4作品)
見る
う
(逆引き)
忽ち隻翼は又
聳
(
そばだ
)
ち起り、竹を
割
(
さ
)
く如き聲と共に、一翼はひたと水に着き、一翼は
劇
(
はげ
)
しく水を
鞭
(
う
)
ち
沫
(
しぶき
)
を飛ばすと見る間に、鳥も魚も沈みて痕なくなりぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
鞭(う)の例文をもっと
(3作品)
見る
“鞭”の解説
鞭(むち、笞、Whip)は、動物(人も含む)を打つ(たたく)ための道具であり、持ち手(棒)の先に革の紐を編んで蛇状にした縄を取り付けた一本鞭(牛追い鞭:bullwhip)、竹などのよくしなる細長い棒状のもの(騎馬鞭)、などがある。動物に対しては、カウボーイが牛を追いたてるときや乗馬で騎手が馬を制御するときなどに使われる。また、人に対しては、主に殺傷目的以外の刑罰や拷問に用いられる。
(出典:Wikipedia)
鞭
漢検準1級
部首:⾰
18画
“鞭”を含む語句
三鞭酒
鞭打
三鞭
教鞭
革鞭
馬鞭草
鞭韃
鞭撻
一鞭
鞭影
鞭索
金鞭
先鞭
鉄鞭
鞭声粛々
鞭策
鞭声
棄鞭
捨鞭
激励鞭撻
...
“鞭”のふりがなが多い著者
吉川英治
有島武郎
夏目漱石
幸田露伴
中里介山
山本周五郎
泉鏡花
島崎藤村
薄田泣菫
泉鏡太郎