“鞭”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
むち87.9%
むちう8.5%
べん2.0%
0.8%
しもと0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“鞭”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語38.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
毎年秋風が立ちはじめるときまって漢の北辺には、胡馬こばむちうった剽悍ひょうかんな侵略者の大部隊が現われる。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
但し、カルロ・ナイン嬢はこれに加わらずに、馬を卓子テーブルの一方に立てて長い銀革のむちを廻して四人を指揮していた。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
人々ひとびとこころせよ、それはなんじらを衆議所しゅうぎしょわたし、会堂かいどうにてむちうたん。
斜陽 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「斯樣な始末では御座る。死屍ししむちうつやうで心苦しいが、申さなければかへつて疑惑を増すであらう」
(この人物こそ)と見込むと、実に思いきった登用をした。すなわち単福をもって、一躍軍師に挙げ、これに指揮べんを授けて、
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも、ここまで来ると、敵国長安の府も潼関どうかんも、また都洛陽らくようも、一べんすでに指呼しこのうちだ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かしながらに一枚一枚皮をぎ取れ、肉を剥ぎとれ、彼らが心臓しんまりとして蹴よ、枳棘からたちをもて背をてよ、歎息の呼吸いき涙の水
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
忽ち隻翼は又そばだち起り、竹をく如き聲と共に、一翼はひたと水に着き、一翼ははげしく水をしぶきを飛ばすと見る間に、鳥も魚も沈みて痕なくなりぬ。
牛頭馬頭ごずめずに似た獄卒ごくそつが、かれ等に苛責かしゃくしもとを加えている。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
ある者は神にさえまつられる。だが人民は苛斂誅求かれんちゅうきゅう、新しい主人のしもとの下に、営々刻苦しなければならない。……諸侯は乱世の華だという! そうであろう、そうであろう。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)