“草履”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞうり80.8%
ざうり16.8%
ぞんぞ0.9%
サンダル0.9%
そうり0.3%
ぞぞ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お靜が丹精した新しいあはせ、十手を懷ろに忍ばせて、おろし立ての麻裏の草履ぞうりをトンと踏みしめるとうなじから、切火の鎌の音が冴えます。
平次の態度の眞劍さに引ずられたやうに、推名近江守は、草履ざうりを呼んで駕籠を立出でると、平次の指した石垣の上を仰いで居ります。
彼は羅馬時代のゆるやかな白い外袍トーガを身に纒い、足には草履サンダルを穿いて例の大象の立像の下に跼みながら、ぽか/\とした西日に照されつゝうすら睡そうに蹲踞って居ました。
金色の死 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
平次はフラフラと首をしゃくって、草履そうりを突っかけます。鼻緒はなおがなかなか足の指にはまりません。