“香典”の読み方と例文
読み方割合
こうでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去年の春、娘が死んだと云って赤瀬が満洲に行く時、わずかながら、心ばかりの香典こうでんを包んでことづけたことがあった。
糞尿譚 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「男類、女類、猿類、いや、女類、男類、猿類の順か、いや、猿類、男類、女類かな? いや、いや、猿類、女類、男類の順か。ああ、痛え。乱暴はいかん。猿類、女類、男類、か。香典こうでん千円ここへ置いて行くぜ。」
女類 (新字新仮名) / 太宰治(著)
「礼状書かんとってな、香典こうでんの方もやで」
(新字新仮名) / 壺井栄(著)