“香爐”のいろいろな読み方と例文
新字:香炉
読み方割合
かうろ85.0%
こうろ10.0%
ひとり5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
立床の間には三幅對ぷくついの掛物香爐かうろを臺にいたゞいてあり不完全物ながら結構けつこうづくめの品のみなりうちゆかしき違棚ちがひだなには小さ口の花生はないけへ山茶花を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
特に何者であるということが判然はっきりしないが、変な気がしてあたりをぐるぐる見廻した。なまこ色の壁と、障子と、床の間の小さな香爐こうろとが目にはいった。
香爐を盗む (新字新仮名) / 室生犀星(著)
夜殿よどの香爐ひとりのかをり高に
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)