“床”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とこ50.7%
ゆか46.3%
しょう0.5%
どこ0.5%
フロア0.3%
ベッド0.3%
ユカ0.2%
ゆかし0.2%
しき0.1%
した0.1%
ちょぼ0.1%
ちよぼ0.1%
0.1%
みせ0.1%
0.1%
ショウ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しょうちゃんは、おとこなかで、しばらくくろねこと三毛みけねこのけんかをきいていましたが、我慢がまんがしきれなくなって、
ねことおしるこ (新字新仮名) / 小川未明(著)
頭の往った方はとこになっているが、そこも亀裂ひびの入ったきいろな壁土かべつちわびしそうに見えるばかりで、軸らしい物もない。
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
肩にあつまる薄紅の衣のそでは、胸を過ぎてより豊かなるひだを描がいて、裾は強けれどもかたからざる線を三筋ほどゆかの上まで引く。
薤露行 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なみの席より尺余しゃくよゆかを高くして置いた一室と離屋はなれの茶室の一間とに、家族十人の者は二分にぶんして寝に就く事になった。
水害雑録 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それから彼は、日夜、大酒をあおって、禁中の宮内官といい、後宮の女官といい、気に入らぬ者は立ちどころに殺し、夜は天子のしょうに横たわって春眠をむさぼった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
眼裏がんりちりあれば三界はせまく、心頭しんとう無事ぶじなれば一しょうかんなり」
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
どこにもぐってからも、山猫のにゃあとした顔や、そのめんどうだという裁判のけしきなどを考えて、おそくまでねむりませんでした。
どんぐりと山猫 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
——のみならずみな非常時らしい足拵あしごしらえをかため、町通りの肉屋、酒屋、寺子屋、何かの細工屋、髪結いどこの軒先にまで、鎗立て、刀掛けが、植え並べてある。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一人の水夫は上半裸体の胴体を、寝床の手摺に結び付けたまま、フロアの方へ横筋違いにブラ下っていたが、左手の関節が脱臼するか折れるかしたらしく、ブランブランになって揺れていた。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
やっと六時を過ぎたばかりなので、広いグリルには、お客の影が少く、姉と見知らない一人の婦人とが、入口から左の少し小高くなっているフロア卓子テーブルに着いているのが、すぐ眼にはいった。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
太陽は、いま薔薇色ばらいろの雲をわけて、小山のうえを越える所でした。小さい子供は、白い小さいベッドの中で、まだ眠ってりました。
(新字新仮名) / 竹久夢二(著)
エンジンベッドの低いオープン自動車を操縦するのは、耳目じもくの整ったわりに若く見える三十前の女だった。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
錣太夫か誰かゞ、ユカに上つて、浄瑠璃を語つてゐた。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ユカの上へ蒲団をおろし、その上で揉ませる。
惚れたと云うのが不躾ぶしつけであるなら、可懐なつかしいんです、ゆかしいんだ、したわしいんです。
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
懐しくもゆかしさに、お縫は死骸の身にまとった殊にそれが肺結核の患者であったのを、心得ある看護婦でありながら、記念かたみにと謂って強いて貰い受けて来て葛籠つづらの底深く秘め置いたが
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「旦那、どうかなすつて、おしきをさう云ひませうか。」
瘢痕 (新字旧仮名) / 平出修(著)
この頃は例の侍從武官が毎日いりつぴたりなのよ。ソフィーさまつたら、あの侍從武官に首つたけなんですもの。お父さまも上々の御機嫌なのよ。お邸にグリゴーリイといつて、したを掃きながら大抵いつでも獨言ひとりごとをいつてる下男がゐるの、それの口裏から推量したんだけれど、どうやら近いうちに御婚禮がありさうだわ——何しろ旦那さまは常々、是が非でもソフィーさまを將官か、侍從武官か、それとも大佐くらゐのところへお輿入がさせたい御意向だつたのだからさ……。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
「吾妻屋の後家じゃ無いのか、あれは止せよ八、下手なちょっかいを出すと、飛んだ恥を掻くぜ、第一お前にはお職過ぎて、お染八五郎じゃちょぼに乗らねえ」
「吾妻屋の後家ぢやないのか、あれは止せよ八。下手なちよつかいを出すと、飛んだ恥を掻くぜ。第一お前にはお職過ぎて、お染八五郎ぢやちよぼに乘らねえ」
お袖はハツと父の方を見遣れば、父はかなたを向きたるまま「おッさんはどこかへ行つたかい」「ハイ先刻さつき差配のおばさんの許まで行つて来るといふて」「フムまた出歩行であるきか、ああ困つたもんだ。己れがてゐることも、お前がそうして苦労するのも、気にならないのかネー、モーかれこれ九時にもなるだらふ、ちよつと行つて呼んでお出で」お袖はハイと応答いらえしが
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)
目下文明の世の中にも、特にその姿見において、その香水において、椅子において、ばりかんにおいて、最も文明の代表者たる床屋の中に、このみせつきばかりはその汚さといったらないから、ふりの客は一人も入らぬのであるが
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
西南にしみなみだろう黒い雲をかすめて赤い金色きんいろの星が光る、流石さすがは昔からかしい大和国を吹く四月の夜の風だ、障子を開けて坐っていると、何時いつのまにか心地よく、やわらこうはだえにそよぎ入っていうとうととねむくなる。
菜の花物語 (新字新仮名) / 児玉花外(著)
ショウメグッテ青梅ヲロウ
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)