“小床”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
をどこ80.0%
おどこ10.0%
ことこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麻苧あさをらを麻笥をけふすさまずとも明日あすせざめやいざせ小床をどこに 〔巻十四・三四八四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
一首は、麻苧をそんなに沢山おけつむがずとも、また明日が無いのではないから、さあ小床おどこに行こう、というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ここの炉も床の間も、改めて見直せば、元は茶屋にでも使っていたらしい閑雅かんがな造りなのである。そこの小床ことこの棚に、彼の眼をひいた物がある。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)