“麻苧”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさお50.0%
あさを50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麻苧あさおの糸を娘がんでいるのにむかって男がいいかける趣の歌で、「ら」は添えたものである。「ふすさに」は沢山たくさんの意。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
同じく十五年には麻苧あさおを仕入れている。正徳三年には名古屋へ行商に行き、享保十一年には江戸に入っている。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
雪駄せつたを刺す時に使ふやうな雑巾針に麻苧あさをを通して、お雪伯母が縁を縫つて呉れた雑巾に、かすりのやうに十字形に縫ひ置くのであつたが、初の中は針がうまく使へなかつたり
世の中へ (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
麻苧あさをらを麻笥をけふすさまずとも明日あすせざめやいざせ小床をどこに 〔巻十四・三四八四〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)