“あさお”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
朝起25.0%
麻緒25.0%
麻苧25.0%
浅尾12.5%
麻生12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それをみてゐた朝起あさおきのひたき も、おもはずもらきをいたしました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
鹿沼かぬま上都賀かみつが郡で、日光には近いところであります。ここは前述のように麻緒あさおで名を広めましたが、しかしその他に関東一帯はもとより、随分遠い地方までこの町から運び出されるものがあります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
同じく十五年には麻苧あさおを仕入れている。正徳三年には名古屋へ行商に行き、享保十一年には江戸に入っている。
澪標 (新字新仮名) / 外村繁(著)
白山の峰の怪鳥を見た者は、里には幾人もある上、加賀騒動の大槻伝蔵と浅尾あさおの亡霊が、怪鳥となって加州侯を苦しめ、金沢に大火を起したという伝説がその頃、専ら北国に伝わって居たのです。
天保の飛行術 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
遠いむかし、この辺りは、麻生あさおう里とも、麻布留山あさふるやまともばれ、とにかく麻の産地であったそうだ。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)