“朝起”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさおき60.0%
あさお40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
物言ものいふは用事ようじのあるとき慳貪けんどんまをしつけられるばかり、朝起あさおきまして機嫌きげんをきけば不圖ふとわきひてには草花くさばなわざとらしきことば
十三夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
朝起あさおき老人としよりのくせさ。お前たちこそ今日は珍らしく早起をしたもんだな。それとも昨夜ゆうべの幕の引っ返しという図かね。」
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かれは、朝起あさおきると、ぐちに、おおきなしろはねの、よごれてねずみいろになった、いままでにこんなおおきなとりたこともない、とりんだのが、壁板しとみにかかっているのをてびっくりしました。
大きなかに (新字新仮名) / 小川未明(著)
それをみてゐた朝起あさおきのひたき も、おもはずもらきをいたしました。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)