“申”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
もう33.2%
まを19.1%
さる18.8%
もうし8.9%
まう7.1%
まうし3.4%
まをし2.5%
もうす2.2%
まをす1.2%
まお0.9%
(他:9)2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“申”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸72.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)11.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語5.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「これはせっかくほとけさまからいただいたものですが、そんなにほしいとおっしゃるなら、おもうしましょう。」
一本のわら (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
あったな雨ればぐなるような奴凧ひとつこぱだこさ、食えのもうげなぃの機嫌きげんりやがて。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
天道樣てんたうさま何分なにぶんたのまをしますぜ、やあお天道樣てんたうさまといやることは/\。
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
うござんすかい、わたし無理むりにおたづまをします、あなたはうしてもおはなしなさいませぬ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
京都内外の古い大きな神社でも、さるの日とりの日またはの日等を以て、毎年の例祭を執り行うものが、稀ではない。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
一、此度さる御年貢差詰り、代々持来り候牛馬引捨の場所比木村勿論朝比奈村上十五日、此両場所金子十五両二分永代売渡申候。
牛捨場馬捨場 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
かくもうしても、私の心情をお話しないと、有難いというのが、ただ表向おもてむきの挨拶のように聞こえましょうが……。
人格を認知せざる国民 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
「どういたしやして、うそかくしもありゃァしません。みんなほんまのことをもうしげてりやすんで。……」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
カピ妻 このじんはモンタギューの親戚しんせきゆゑ、贔屓心ひいきごゝろがさもないことまうさせまする。
何卒どうか今夜こんや御出帆ごしゆつぱんけは御見合おみあはくださいと御願おねがまうしたのですが
いまもおまうしたけれどそれこそさびしく、やにりて母樣かあさまこひしかるべし
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
へえ、うち主人しゆじんが先生へこれげてれろとまうしましたからつてまゐりました。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
何の人お孃樣ではあるまいし御遠慮ばかりまをしてなる物かな、お前は思ひ切りが宜すぎるからいけない兎も角手紙をやつて御覽
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
小言こゞとをいはせてせようとて朝之助とものすけかほるより此樣こんことまをしまする
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
とか申候間とやかく評議致すはかへつて野暮の骨頂なるべくまた人に聞かれては当方のはじにも相なりもうすべき次第。
雨瀟瀟 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
おきみ様事、東京女子師範学校中の高等女学校に募集致し候専修科ともうすへお出し候はゞ如何哉いかがや
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
まをすまいとおもときうしてもやでござんすとて、ついとつてゑんがはへいづるに、くもなきそらつきかげすゞしく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おどりにみやうゆきといふ美形びけい唯今たゞいまのお座敷ざしきにておこめのなりますはと至極しごくあどけなきことまをすとも
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
寺寺てらてら女餓鬼めがきまおさく大神おおみわ男餓鬼おがきたばりてその子生まはむ (池田)
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
かれめて問ひ給ひしかば、爾時ソノトキに「御津ミアサキ」とまおしき。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
そらアもう浪にはわたしも別にこいという不足はなし、おまえも気に入っとっこっじゃから、何もこちの好きで離縁じえんのしすじゃごあはんがの、何を言うても病気が病気——
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「物う、案内あない申う。あるじの御坊おわすか。」
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
打明うちあけてもをしますとな、エウゲニイ、フエオドロヰチもうわたくしうから這麼事こんなことになりはせんかとおもつてゐましたのさ。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
わたくしけつしてきみたいして立腹りつぷくいたさんので、病氣びやうきなれば據無よんどころないのです、おさつもをすですよ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
「猿はしんに属します。それで、かれらが勝手にそんな名を付けたので、もとからの地名ではございません」
こそ/\支度をして居りますると、翌日なゝつ刻下さがりになりまして峠を下って参ったのは、越中富山の反魂丹を売る薬屋さん、富山の薬屋さんは風呂敷包を脊負しょうのに結目むすびめを堅く縛りませんで
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
辻に立ちて御慮外をまうすもありけり。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
その以前、直々じきじきに貴面を得て、客僧にもおし談じたい儀があるとわるる。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
こうまで、おこがれなさるもの、ちょっと一目お目にかかって、お聞かせもおしとうござんすけれど、今顔をお見せ申しますと、お慕いなさいます御心から、前後も忘れて夢見るように、袖にからんで手にすがり、胸に額を押当てて、母よ、姉よ、とおっしゃいますもの。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)