“甚兵衛”のいろいろな読み方と例文
旧字:甚兵衞
読み方割合
じんべえ83.3%
じんべゑ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから毎日、昼間ひるま甚兵衛じんべえがでかけ、よるになるとさるがでかけて、人形の行方ゆくえさがしました。けれどなかなか見つかりませんでした。
人形使い (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
そのあとで、また蓄音機が一くさりすむと、貞水の講談「かちかち甚兵衛じんべえ」がはじまった。にぎやかな笑い顔が、そこここに起る。
水の三日 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
アヽおかゝつて少々せう/\だんまうしてえ事があつて出ましたんで。書生「おだんまうしたい……エヽ先生八百屋やほや甚兵衛じんべゑさんがお入来いでで。 ...
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
甚兵衛じんべゑさんがこの前、月夜の晩私たちのおうちの前に坐って一晩じゃうるりをやりましたよ。私らはみんな出て見たのです。
雪渡り (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)