“行方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆくえ72.2%
ゆくへ15.8%
ゆきがた4.1%
ゆくて1.5%
なめかた1.2%
ゆきかた1.2%
ゆくかた0.9%
なめがた0.9%
いきがた0.6%
いきかた0.3%
ぎょうりき0.3%
やりかた0.3%
ゆきさき0.3%
ゆくさき0.3%
ナメカタ0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それっきり行方不明になって、警察にも訴え、実家の方でも血眼になって探しているのだが、いまだに消息がわからないというのだ。
人間豹 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
のやうに歩いて窓際によったけれども、涙は幻のやうに彼女の瞳をつゝんで、淡赤い月の行方をお葉は見る事が出来なかった。
青白き夢 (新字旧仮名) / 素木しづ(著)
くの法廷への大騷ぎでした。福鼠してひ、なが落着いたに、料理人行方れずなりました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
文角鷲郎もろともに、彼の聴水が教へし路を、ひたすら急ぎ往くほどに、やがて山の峡間に出でしが、これより路次第に嶮岨く。荊棘いやが上にひ茂りて、折々行方り。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
潮来町(昔は潮来板子と書いた)は常陸行方郡の水郷で、霞ヶ浦からの水の通路北利根川にのぞみ、南は浪逆浦を咫尺の間に見る地である。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
歌麿の絵を眺めて「彫塑の行方と似た行方をして居る」と評し、又荻原君に対する批評を繰返して「彼の製作には運動があつた。生生して居た」
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
最愛濱島武文は、なる子ープルスで、如何なるんでるだらう、少年にもかく母君春枝夫人は、昨夜ちて、行方つたが
白波のひまなく寄する行方の三埼に立てる離れ松あはれ
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
、死んだのなら却て斷念がつきますが別れた、如何なつたのか行方が知れないのですよ。
少年の悲哀 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
棍元教の大先達が、自在棒を押取って控えたからには、をめぐらさず、立処に退治てくれる。ものと、しなにっては、得脱成仏もさしてる。……対手によっては、行方が手荒いぞ。
露萩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、愚痴交じりにいっておられた所を見ると、未亡人も承諾はしたものの、先方の行方が乱暴なので迷惑に感じたような口裏であった。
房枝は、にくらしげに、その自動車の行方を見つめていた。
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
けれど敏子の行方は誰も知らなかった。あんまり深入りしてたずねるのも気がひけたので、彼は敏子が帰るまで毎日訪ねて来て様子を見ることにした。
死の接吻 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
行方当麻郷の国栖の寸津毘古が、倭武天皇に斬り殺された時、寸津毘売の懼悚心愁、表挙白幡道奉拝(常陸風土記)とある話は、幼稚な詞藻をひねり廻した此書物ではあるが
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)