“対手”のいろいろな読み方と例文
旧字:對手
読み方割合
あいて90.1%
あひて7.4%
さき0.8%
むこう0.8%
たいしゅ0.4%
むかふ0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういうとき、彼女はかなりに慣れていたけれど、その目は悲しそうにむしろ対手を静かに慎しませるような表情をするのであった。
或る少女の死まで (新字新仮名) / 室生犀星(著)
人民の行為に対しては司法官の審検あらん。去れど其の対手たる警官の挙動は今まに其の一斑を記述し置くべき必要あらん。
鉱毒飛沫 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
対手懺悔をしたんですが、身分を思うから名は言いますまい。……貴婦人は十八九で、もう六七人情人がありました。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
恐怖かったのなんのって、お前様対手が天狗だと名告るからるめえじゃねえか、いまだにが留まらねえや。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
すなわち生活の対手、もしくはまと、あるいは生活の扇動者を失った。
号外 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
どうせ対手は嗤つてゐるのだから一寸、ホンの一寸した目礼くらゐで自分の所に帰つてゆけば、却々シツクリした気持だつて味はへるやうなもんぢやないか。
私の事 (新字旧仮名) / 中原中也(著)