“手対”の読み方と例文
読み方割合
てむか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
振りあげた男じゃねえか。その上望みどおりに剣山で、生涯終らしてやるという迎えの御人数へ、手対てむかいをしては罰があたるぞ
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それめたといふのであつたらう、忽ちに手対てむかふ者を討殺うちころし、七八さうの船に積載した財貨三千余端を掠奪し、かよわい妻子を無漸むざんにも斬殺きりころしてしまつたのが、同月十九日の事であつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)