“討殺”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うちころ50.0%
うちころさ25.0%
とうさつ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それめたといふのであつたらう、忽ちに手対てむかふ者を討殺うちころし、七八さうの船に積載した財貨三千余端を掠奪し、かよわい妻子を無漸むざんにも斬殺きりころしてしまつたのが、同月十九日の事であつた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
討殺うちころさんと存所々尾睨つけねらひ候段重々不屆に付三宅島やけじま遠島ゑんたう申付る
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
もともと信長公の御本意は、室町以後の諸国の乱脈を、統合一和するにあって、決して各地の旧家旧領の制を、いたずらに打ち壊し、また徒らに討殺とうさつすることが、本来の御趣旨ごしゅしではおざらぬ。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)